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2026/08/25
スプラウツ
夏休み明け、学校へ行くのが苦しいあなたへ ― 小金井市のフリースクール・スプラウツが伝えたい「休むこと」と「学びをつなぐこと」―

夏休みが終わりに近づき、学校が始まる日を考えると、胸が苦しくなったり、眠れなくなったりしていませんか。

「学校へ行かなければいけない」と思うほど気持ちが重くなる。朝になると頭やお腹が痛くなる。学校の話をされるとイライラしたり、涙が出たりする。宿題や持ち物の準備をしようとしても、体が動かない。

もし、あなたにそのような変化が起きているなら、それは単なる「怠け」ではありません。

あなたの心や体が、「今のままでは苦しい」「少し立ち止まってほしい」と知らせている可能性があります。

夏休み明けが苦しくなるのは、あなただけではありません

夏休み中は、学校での人間関係、授業の遅れ、集団生活の緊張、先生との関係などから、一時的に距離を置くことができます。

しかし、夏休みの終わりが近づくと、それまで心の奥に置いていた不安が、再び大きく感じられることがあります。

「また友達に会わなければならない」
「授業についていけないかもしれない」
「先生に何か言われるかもしれない」
「みんなと同じように行動できるだろうか」
「休んだら、その後もっと行きづらくなるのではないか」

こうした不安が重なると、「明日から頑張ろう」と自分に言い聞かせるだけでは動けないことがあります。

こども家庭庁も、子どもや若者の深刻な苦しさが長期休暇明け前後に表れやすい傾向を踏まえ、夏休み後の相談や見守りを呼びかけています。

学校へ行くことを考えただけで強い苦痛を感じるなら、一人で我慢し続ける必要はありません。

今、学校へ行けないことだけで未来は決まりません

学校へ行けないかもしれないと思ったとき、多くの子どもは、今日や明日のことだけでなく、ずっと先のことまで考えてしまいます。

「一度休んだら、もう戻れないのではないか」
「進学できなくなるのではないか」
「自分の人生は駄目になるのではないか」

けれども、今朝、学校へ行けなかったことだけで、あなたの将来が決まるわけではありません。

苦しさを抱えたまま無理に登校して心身の状態を悪化させるより、いったん立ち止まり、何が負担になっているのかを整理することが必要な場合もあります。

「これからずっと学校へ行くか、行かないか」を、今すぐ決める必要はありません。

まず考えるのは、「今日をどう安全に過ごすか」です。

苦しさを、短い言葉で伝えてみてください

自分の気持ちを詳しく説明できなくても構いません。

「学校に行くのが怖い」
「理由は分からないけれど苦しい」
「朝になると体が動かない」
「教室に入ることを考えるとつらい」
「今は休みたい」
「一人では決められないから手伝ってほしい」

この中の一つだけでも、保護者、先生、スクールカウンセラー、医師、相談員など、信頼できる大人に伝えてください。

声に出せないときは、紙に書く、メールやメッセージを送る、この記事を見せるという方法でもよいのです。

うまく説明できないことと、苦しさが存在しないことは違います。言葉にならない気持ちも、大切なサインです。

選択肢は「登校するか、完全に休むか」だけではありません

学校との関わり方には、いくつもの段階があります。

・朝から登校する
・遅れて登校する
・午前中または午後だけ参加する
・保健室や別室で過ごす
・好きな授業だけ参加する
・オンラインで課題を受け取る
・家庭で学習を続ける
・教育支援センターやフリースクールを利用する
・心身を回復させるため、いったん十分に休む

大切なのは、周囲の人が望む形を急いで選ぶことではなく、今のあなたにとって安全で、続けられる方法を探すことです。

文部科学省の不登校支援でも、学校への復帰だけを唯一の目標とせず、一人ひとりに合った多様な学びの場を確保する方向が示されています。

学校へ行くことと、学ぶことは同じではありません。教室に入れない時期があっても、学びまで止める必要はないのです。

保護者の方へ――最初に原因を問い詰めないでください

夏休み明けにお子さまが「学校へ行きたくない」と話したとき、保護者の方が不安になるのは当然です。

しかし、最初から、

「どうして行けないの」
「みんなは行っている」
「今日だけでも頑張りなさい」
「休んで、これからどうするの」

と問い続けると、子どもは自分の苦しさを理解してもらえないと感じ、心を閉ざしてしまうことがあります。

まずは、

「学校のことを考えると苦しいんだね」
「話せるところからで大丈夫だよ」
「今日は安全に過ごす方法を一緒に考えよう」
「これからのことを今日全部決めなくてもいいよ」

と伝えてください。

登校させる方法を考える前に、食事、睡眠、表情、腹痛や頭痛、会話の量、昼夜逆転、自室への閉じこもりなどを確認します。身体症状が続く場合には、心理的な問題だと決めつけず、小児科などの医療機関に相談することも大切です。

「好きなこと」は、学び直しの入口になります

学校へ行けなくなると、「勉強もできなくなった」と思ってしまう子どもがいます。しかし、学びは教科書やテストだけではありません。

絵を描くこと、工作、料理、ゲームの仕組み、動画編集、鉄道、昆虫、歴史、音楽、ロボット、理科実験。自分が興味を持てることの中にも、読む、調べる、考える、比べる、記録する、説明するという学びがあります。

最初は10分でも構いません。

好きなテーマを調べて自学ノートにまとめる。簡単な計算問題を一問解く。短い文章を読む。理科実験の結果を書く。

小さな学習を積み重ねると、「自分は何もできない」という感覚が、少しずつ「これならできるかもしれない」に変わっていきます。

学力の回復は、安心できる場所と、自分にもできたという経験から始まります。

「消えたい」という言葉が出たときは、一人にしないでください

「消えたい」「いなくなりたい」「生きていても意味がない」と話す、自分を傷つける行動がある、急に大切な物を人に渡すなど、命の安全に関わる変化が見られた場合は、登校について話し合う段階ではありません。

子どもを一人にせず、保護者、学校、医療機関などにつないでください。危険が差し迫っている場合には、119番などの緊急窓口を利用してください。

「24時間子供SOSダイヤル」は、子ども本人も保護者も、夜間や休日を含めて相談できます。

24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310

助けを求めることは、弱さではありません。自分の命と心を守るための、とても大切な行動です。

小金井市で不登校支援・登校しぶり相談をお探しの方へ

武蔵小金井・前原町のフリースクール「スプラウツ」では、夏休み明けの登校しぶり、不登校、学習の遅れ、集団生活への不安、発達特性のある子どもの学習について、一人ひとりの状態に合わせた支援を行っています。

スプラウツが大切にしているのは、無理に学校へ戻すことではありません。

安心して過ごせる場所をつくること。
生活のリズムを少しずつ整えること。
好きなことや得意なことを学びにつなげること。
必要に応じて基礎から学び直すこと。
自分で選び、決める力を取り戻すこと。

学校へ行けない時期があっても、子どもの成長は止まりません。

今、立ち止まることが必要なら、その時間にも意味があります。焦って以前の状態へ戻そうとするのではなく、その子に合った新しい学び方を一緒に探していくことが大切です。

夏休み明け、学校へ行くのが苦しいあなたへ。

今の苦しさだけで、あなたの未来は決まりません。
学ぶ場所も、学ぶ速さも、一つではありません。

一人で抱え込まず、まずは信頼できる誰かに「今、苦しい」と伝えてください。

未来は、今いる場所から、何度でもつくり直すことができます。

小金井市でフリースクールを探している方、不登校支援・登校しぶり相談、学び直し、発達特性のあるお子さまの学習支援を検討されている方は、フリースクール・スプラウツへご相談ください。

参考情報

こども家庭庁「こどもの自殺対策」
文部科学省「学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」
厚生労働省「電話相談窓口|まもろうよ こころ」
小金井市「教育相談所、もくせい教室のご案内」

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