
中学2年生。
学年としては「中だるみ」と呼ばれることが多く、保護者の方からも
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中1のときより成績が下がってきた
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勉強時間はそれなりにあるのに結果が出ない
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注意しても本人に危機感がない
といった声をよく耳にします。
しかし、聡生館ではこの現象を
「やる気の問題」や「反抗期」だけで片づけてはいけないと考えています。
中2で成績が落ちやすいのには、はっきりとした理由があります。
そしてその理由は、脳の発達段階と学習設計のズレに深く関係しています。
なぜ中2で成績が落ちやすいのか
― 脳の成長と学習内容の“ズレ”が起きる時期
中学2年生は、脳科学的に見ると非常に特徴的な時期です。
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思考力は確実に伸びている
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抽象的な理解が可能になり始める
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しかし自己管理能力(計画・継続・修正)はまだ未成熟
つまり、
「考える力は伸びているのに、学び方は中1のまま」
というズレが生じやすいのです。
さらに学習内容も、
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数学:文字式・一次関数・図形の証明
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英語:文法構造の複雑化
-
理科・社会:暗記から理解へ
と、質的に一段階上がります。
このとき、多くの生徒はこうなります。
「前みたいにやっているのに、分からなくなった」
これは努力不足ではありません。
学習の設計が今の脳の段階に合っていないだけなのです。
中3で伸びない子の共通点
― 実は“中2の過ごし方”でほぼ決まっている
聡生館で長年指導してきた中で、
「中3になっても成績が伸び悩む生徒」には、はっきりした共通点があります。
それは、
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中2の間に
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勉強のやり方を見直していない
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間違いの分析をしていない
-
内申点を意識した学習になっていない
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という点です。
中3になると、多くの生徒が「受験」を意識し始めます。
しかし、学力は短期間で急激に伸びるものではありません。
特に内申点は、
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定期テスト
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提出物
-
授業態度
といった積み重ねの評価です。
中2で
「とりあえず平均点」
「提出物は最低限」
という状態が続くと、
中3でどれだけ焦っても、評価は簡単には変わりません。
だからこそ、
**中2は“受験準備の最重要学年”**なのです。
内申点を上げるために必要なのは「勉強量」ではない
― 評価される学習設計とは
内申点を上げると聞くと、
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勉強時間を増やす
-
問題集を何冊もやる
といったイメージを持たれがちです。
しかし、聡生館では逆の視点を取ります。
内申点を上げるために必要なのは、
**「評価される学習設計」**です。
具体的には、
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定期テスト範囲を逆算した学習計画
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間違えた問題を「原因別」に整理
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提出物を“作業”ではなく“理解の確認”として使う
この3点が揃って、初めて点数と評価が安定します。
特に重要なのが②です。
多くの生徒は、
「間違えた=解説を見る」で終わってしまいます。
しかしそれでは、同じミスを繰り返す脳の回路が強化されてしまいます。
聡生館メソッドが中2に強い理由
― 思考のズレを早期に整える
聡生館メソッドの核は、
「なぜできないのか」を言語化し、思考を設計し直すことにあります。
中2生には特に、
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どこで理解が止まっているのか
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なぜその選択をしたのか
-
どの段階で思考が飛んだのか
を一緒に確認します。
これは単なる解き直しではありません。
思考の流れそのものを整える作業です。
脳科学的に見ても、
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自分の思考を振り返る
-
言葉にして整理する
このプロセスは、
前頭前野(思考・判断・計画を司る部分)を強く刺激します。
つまり、
中2でこの学習を始めること自体が、受験に強い脳を育てるのです。
中2の今だからこそ、整えられることがある
中3になってからでは遅い、という意味ではありません。
しかし、
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中2で思考のクセを修正できるか
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学び方を再設計できるか
ここでの差は、中3の一年間に大きく影響します。
成績が落ち始めたと感じたとき、
それは「失敗のサイン」ではなく、
**「学び方を変えるタイミングのサイン」**です。
聡生館では、
中2生一人ひとりの状態を丁寧に見ながら、
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今、何を優先すべきか
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内申点につながる学習とは何か
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中3にどうつなげるか
を具体的に設計していきます。
中2の一年は、ただの通過点ではありません。
**中3で伸びるかどうかを決める「分岐点」**です。
もし今、
「このままで大丈夫だろうか」
と少しでも感じていらっしゃるなら、
それは正しい感覚です。
学び方を整えることから、始めてみませんか。
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