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2026/01/15
聡生館
受験の季節に、あらためて「大学進学の意味」を考える

大学共通テストが、いよいよ今週末に迫ってきました。
中学受験、高校受験、大学受験――一年の中でも、最も「受験」という言葉が現実味を帯びる時期です。

とりわけ近年、大学受験を取り巻く環境は大きく変化しています。総合型選抜、学校推薦型選抜、外部検定の活用、探究活動の評価など、従来の学力試験一辺倒とは異なる評価軸が導入され、大学入試は年々「多様化」してきました。

この背景には、言うまでもなく人口減少と少子化があります。
大学側が定員を確保するため、入試制度を柔軟に設計し、より多くの高校生を受け入れようとする流れは、ある意味では自然なことなのかもしれません。

しかしその一方で、私はここ数年、強い違和感を覚えるようになりました。


「目的なき大学進学」は、本当に本人のためになっているのか

進路相談の場面で、次のような言葉を耳にすることが増えています。

  • 「とりあえず大学には行った方がいいと思うので」

  • 「就職のためには大卒の方が有利だから」

  • 「周りがみんな大学に行くので」

学びたい学問があるわけでもなく、将来像が明確なわけでもない。
それでも「大学へ行くこと」が、半ば社会的な前提条件のように語られている現実があります。

正確な統計をここで示すことはできませんが、感覚的には、相当数の高校生が明確な目的を持たないまま大学へ進学しているように思われます。

大学の4年間は、本来きわめて重い意味を持つ時間です。
人生の中で、これほど自由に思考し、専門的に学び、試行錯誤できる期間はそう多くありません。

にもかかわらず、「何となく」「選択肢が他に見当たらない」という理由で入学してしまうと、その4年間は驚くほど簡単に空白になってしまいます。


大学は「就職予備校」ではないはずだった

近年、多くの大学が「就職支援」を前面に打ち出しています。
企業との連携、インターンシップの充実、キャリア教育の強化――。

もちろん、社会との接点を意識すること自体は否定されるものではありません。しかし、大学があまりにもビジネスライクになり、「就職のための教育機関」として機能し始めたとき、大学本来の役割は大きく揺らいでしまいます。

大学とは、本来、

  • 学問とは何かを考える場所

  • 正解のない問いと向き合う場所

  • 思考を深め、世界の見方を変える場所

であったはずです。

学問に強い関心を持ち、自ら問いを立てられる学生にとって、大学はかけがえのない場になります。しかし、学問に馴染めない状態で入学した学生にとっては、大学生活そのものが苦痛になってしまうことも少なくありません。


すべての高校生が「大学」を目指す必要はない

私は、すべての高校生が大学へ進学すべきだとは考えていません。

もし、

  • 学問よりも実務に関心がある

  • 早く社会に出て経験を積みたい

  • 専門スキルを身につけたい

のであれば、専門学校という選択肢は極めて合理的です。

むしろ、目的を持たない大学進学よりも、目的を持った専門教育の方が、本人にとっても社会にとっても価値が高い場合は多いのです。

さらに言えば、大学と専門学校の中間に位置するような、

  • 社会性・社会的スキルを学ぶ

  • AIやITなど実践的スキルを身につける

  • 自分探しをしながら進路を模索できる

そうした教育機関が、もっと社会にあっても良いのではないかと感じています。


教育体系を「整理し直す」時代に来ている

少子化が進むこれからの時代、
「とにかく大学へ行かせる」という発想は、いずれ限界を迎えます。

大学は、より学問性の高い場所へ。
専門学校は、より実務性の高い場所へ。

それぞれの役割を明確にし、高校生自身が「自分はどこで何を学びたいのか」を真剣に考えられる教育体系へと戻していく必要があるのではないでしょうか。

進学はゴールではありません。
その先にある「学び」と「生き方」こそが、進路選択の本質です。


受験期だからこそ、問い直したいこと

受験の季節になると、どうしても「合格」「不合格」という結果に意識が集中しがちです。しかし本当に大切なのは、

  • なぜ、その進路を選ぶのか

  • その場所で、何を学びたいのか

  • 学びを、どのように社会へつなげたいのか

という問いに、本人なりの言葉で答えられることです。

聡生館では、単なる受験対策にとどまらず、こうした「進路の意味」を一緒に考える指導を大切にしています。

受験は通過点にすぎません。
その先に続く人生を、どのように設計するのか――。

この受験期にこそ、立ち止まって考えてみてほしいと思います。


Dr.Kazushige.O

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