
6月に入り、フリースクール・スプラウツへのお問い合わせが増えています。
新学年が始まった4月、連休明けの5月を過ぎ、6月になると、子どもの様子に変化が見え始めるご家庭が少なくありません。
4月は、子ども自身も保護者の方も、「新しい学年になったから、今年は少し頑張れるかもしれない」「新しいクラスなら、また通えるかもしれない」という期待を持ちます。学校側も、新しい環境の中で子どもを迎えようとします。
しかし、5月の連休を過ぎる頃から、少しずつ疲れが出てくる子がいます。
朝、なかなか起きられない。
登校前になると腹痛や頭痛を訴える。
学校の準備に時間がかかる。
教室に入りにくい。
遅刻や欠席が増える。
家で過ごす時間が長くなり、生活リズムが崩れていく。
こうした様子が続くと、保護者の方は「このままで大丈夫なのだろうか」と不安になります。6月にフリースクールへの相談が増えるのは、決して偶然ではありません。新年度の緊張や無理が、ちょうどこの時期に表面化しやすいのです。
不登校や登校しぶりは、単に「学校へ行く・行かない」の問題ではありません。
子どもの心のエネルギー、友人関係、先生との関係、学習への不安、発達特性、家庭での過ごし方、生活リズム、将来への見通しなど、さまざまな要素が重なって起こります。
だからこそ、フリースクール選びで大切なのは、ただ「居場所がある」だけでは足りないということです。
もちろん、安心して過ごせる場所は必要です。子どもが責められず、否定されず、自分のペースで過ごせる環境は、不登校支援の土台になります。しかし、フリースクール・スプラウツが大切にしているのは、その先です。
安心できる居場所をつくったうえで、学習、生活リズム、社会性、進路、自己肯定感を少しずつ立て直していくこと。ここに、スプラウツだからこそ対応できる支援があります。
不登校の子どもたちの中には、学校を休んでいる期間に学習の空白が広がってしまう子がいます。最初は数日、数週間の休みでも、その間に学校の授業は進みます。やがて子どもは、「今さら戻っても分からない」「授業についていけない」「自分だけ遅れている」と感じるようになります。
この学習への不安が、さらに登校を難しくしてしまうことがあります。
つまり、不登校支援には、心の支援だけでなく、学習支援が必要です。
スプラウツでは、子どもの現在地を見ながら、必要なところまで戻って学び直しを行います。学年相当の内容に無理に合わせるのではなく、その子が理解できる段階から始めます。
小学生であっても、前の学年の内容に戻ることがあります。中学生であっても、小学校内容から確認することがあります。漢字、語彙、計算、文章読解、分数、割合、英単語、英文法など、必要なところまで戻り、学力の土台を整えていきます。
これは、子どもを低く見るためではありません。
本当に回復させるためには、現在地を正確に見る必要があるからです。分からないところをそのままにして、上の内容だけを進めても、学力は安定しません。土台が崩れているところに、無理に新しい内容を積み上げても、子どもはさらに苦しくなってしまいます。
大切なのは、「どこでつまずいたのか」を丁寧に見つけることです。
計算が苦手なのか。
文章題になると分からなくなるのか。
問題文を読む力に課題があるのか。
漢字や語彙が不足しているのか。
集中できる時間が短いのか。
勉強のやり方が分からないのか。
そもそも学習に向かう心の準備ができていないのか。
こうした点を見ていくことで、その子に必要な支援が見えてきます。
スプラウツでは、単に「勉強しなさい」と言うのではなく、勉強に向かえる状態を作るところから支援します。不登校の子どもたちは、心の中に多くの不安を抱えていることがあります。
学校に戻れるのか。
友達にどう思われるのか。
勉強についていけるのか。
親を困らせているのではないか。
自分はこのままで大丈夫なのか。
こうした不安がある状態で、いきなり学習量を増やしても、うまくいかないことがあります。
だからこそ、スプラウツでは「無理をさせないこと」と「放置しないこと」の両方を大切にしています。
無理に学校復帰を迫れば、子どもはさらに心を閉ざしてしまうことがあります。しかし、何もしないまま時間だけが過ぎてしまうと、学習面、生活面、進路面の不安が大きくなります。
このバランスこそ、不登校支援では非常に大切です。
スプラウツでは、一人ひとりに合わせて通い方を考えます。最初から毎日通うことが難しい子もいます。午前中に動くことが難しい子もいます。集団が苦手な子もいます。人との関わりに強い緊張を感じる子もいます。
そのため、最初は短時間から始める。週1回から始める。午前だけ、午後だけ、終日など、その子の状態に応じて段階を作る。こうした柔軟な設計が、継続につながります。
フリースクールに通う目的は、すぐに学校へ戻すことだけではありません。
まずは、家庭以外に安心して過ごせる場所を持つこと。
決まった時間に外へ出ること。
人と挨拶をすること。
少しだけ学習に取り組むこと。
自分の気持ちを言葉にすること。
生活リズムを少しずつ整えること。
こうした小さな一歩が、子どもの回復につながっていきます。
スプラウツでは、子どもの小さな変化を大切にします。
今日は来られた。
少し机に向かえた。
先生と話せた。
分からないところを質問できた。
前より長く集中できた。
自分から教材を開けた。
笑顔が少し戻った。
こうした変化は、外から見ると小さく見えるかもしれません。しかし、不登校や登校しぶりの状態にある子どもにとっては、大きな前進です。
子どもは、評価される場所で少しずつ自信を取り戻します。学校では評価されにくかったことでも、スプラウツでは大切な成長として見ます。テストの点数だけではなく、生活の安定、学習への姿勢、人との関わり、感情の表現、将来への関心など、さまざまな面から子どもの成長を見ていきます。
また、スプラウツでは進路の視点も大切にしています。
不登校の期間が長くなると、保護者の方は「この先どうなるのか」と不安になります。高校進学はできるのか。受験勉強は間に合うのか。内申はどうなるのか。通信制高校やサポート校はどう考えればよいのか。将来、社会に出ていけるのか。
こうした不安は、とても自然なものです。
子ども自身も、将来への見通しが持てないことで、ますます動けなくなることがあります。先が見えない状態では、今の一歩を踏み出す力も出にくくなります。
スプラウツでは、ただ今を過ごすだけでなく、その先の進路や学習の再開を見据えた支援を行います。
高校受験を考える生徒には、学力の立て直しと受験準備を結びつけて考えます。学習が大きく遅れている場合でも、必要な段階から整理し、無理のない計画を立てていきます。
すぐに高い目標を掲げるのではなく、まずは現在地を確認する。そこから、必要な教科、必要な教材、必要な学習時間を考える。これが、スプラウツの進路支援です。
フリースクール・スプラウツでなければ対応しにくいこと。
それは、居場所、学習支援、生活リズム、発達特性への理解、進路支援を切り離さず、一人ひとりの子どもに合わせて総合的に支えることです。
不登校の支援には、単純な正解がありません。
「学校に行けば解決する」
「休ませればよい」
「勉強だけすればよい」
「自由に過ごせばよい」
どれか一つだけでは、十分でないことがあります。
子どもによって必要な支援は違います。すぐに動ける子もいれば、時間が必要な子もいます。学習から入れる子もいれば、まず安心できる関係づくりが必要な子もいます。集団活動が合う子もいれば、個別の関わりから始めた方がよい子もいます。
だからこそ、スプラウツでは、一人ひとりを見ます。
その子は今、何に困っているのか。
何ならできるのか。
何に不安を感じているのか。
どのくらいの負荷なら受け止められるのか。
どのような学び方なら前に進めるのか。
こうした問いを大切にしながら、その子に合った支援を考えていきます。
6月は、子どもの変化に気づきやすい時期です。そして同時に、夏休み前に支援の形を考え始める大切な時期でもあります。
夏休みに入る前に、子どもの状態を整理しておくことはとても重要です。
夏をどのように過ごすのか。
生活リズムをどう整えるのか。
学習の遅れをどこから戻すのか。
9月以降の通い方をどう考えるのか。
学校との関係をどうするのか。
進路に向けて何を準備するのか。
こうしたことを、夏前に考え始めることで、子どもの負担を減らすことができます。
「このままで大丈夫だろうか」
「学校以外の居場所を考えたい」
「学習の遅れをどうにかしたい」
「子どもに合うフリースクールを探している」
「発達特性も含めて相談したい」
「進路まで見据えて支援してほしい」
そう感じているご家庭は、ぜひ一度フリースクール・スプラウツへご相談ください。
スプラウツは、子どもを無理に変えようとする場所ではありません。
その子の現在地を見つめ、安心できる環境の中で、学び、生活、進路への一歩を少しずつ取り戻していく場所です。
小金井市でフリースクールをお探しの方、不登校や登校しぶり、学習の遅れ、発達特性に合わせた支援でお悩みの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
6月の今だからこそ、夏に向けてできる準備があります。
学校へ戻ることだけを急ぐのではなく、子どもがもう一度、自分のペースで歩き出すために。家庭だけで抱え込まず、安心できる第三の場所を持つために。そして、学びと生活と未来を少しずつ取り戻していくために。
フリースクール・スプラウツは、一人ひとりの子どもに合わせた支援で、安心と学びの再スタートを支えていきます。
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