
小金井市の中学生にとって、夏休みは英語を立て直す大きなチャンスです。
英語は、数学のように「ある単元がわからないから次に進めない」という面もありますが、それ以上に大切なのは、毎日少しずつ英語に触れ続けることです。ところが、多くの中学生は、英語を「テスト前に単語を覚える教科」「文法問題を解く教科」として考えています。
もちろん、単語も文法も大切です。しかし、それだけでは英語の力はなかなか伸びません。
英語は本来、言葉です。言葉である以上、目で見るだけでなく、耳で聞き、口に出し、自分の中に音として入れていくことが必要です。そこで聡生館が中学生にすすめたいのが、NHKのラジオ英語講座を使った学習法です。
特に中学生には、「基礎英語 レベル1」「基礎英語 レベル2」などの講座が使いやすい教材になります。2026年度の基礎英語シリーズは、中学レベルの英語を土台に、英語を初歩から積み上げたい中学生や学び直しの人にも使いやすい内容として展開されています。
では、なぜ夏休みにNHKラジオ講座がよいのでしょうか。
第一に、毎日の学習リズムを作りやすいからです。
夏休みは、学校の授業が止まります。そのため、自由な時間が増える一方で、学習のリズムが崩れやすくなります。朝遅く起きる。宿題は後回し。英語は気が向いたときだけ。このような状態になると、2学期が始まったときに、英語への反応が鈍くなってしまいます。
英語は、数日離れただけでも感覚が落ちます。逆に、毎日10分から15分でも英語を聞き、声に出す習慣があると、英語への抵抗感はかなり小さくなります。
NHKラジオ講座のよいところは、1回の分量が長すぎないことです。中学生にとって、毎日1時間英語をやりなさいと言われると重く感じます。しかし、10分から15分であれば取り組みやすい。しかも、内容が会話形式になっているため、教科書や問題集だけでは得られない「英語の流れ」を感じることができます。
第二に、英語を音で覚えられるからです。
中学生の英語でよく見られるつまずきは、「読めない」「聞き取れない」「文の形がつかめない」というものです。単語テストでは書けるのに、文章になると読めない。文法問題は解けるのに、長文になると意味が取れない。リスニングになると急にわからなくなる。
これは、英語を文字だけで覚えていることが大きな原因です。
たとえば、I want to play tennis. という文を、目で見て意味を理解するだけでは、まだ英語が体に入ったとは言えません。実際に音声を聞き、I want to play tennis. と声に出して読む。このとき、英語の語順、リズム、音のつながりが少しずつ体にしみ込んでいきます。
英語が苦手な中学生ほど、音読を嫌がる傾向があります。なぜなら、正しく読めないことが恥ずかしいからです。発音に自信がない。つっかえる。声に出すのが面倒くさい。こうした気持ちはよくわかります。
しかし、英語ができるようになる子は、必ずどこかで音読をしています。
音読は、単なる発音練習ではありません。英文の構造を体で覚える学習です。何度も声に出すことで、主語のあとに動詞が来る感覚、疑問文の語順、前置詞の使い方、現在形と過去形の違いなどが、少しずつ自然に身についていきます。
第三に、音読はリスニング力にもつながります。
リスニングが苦手な子の多くは、「英語の音を知らない」状態です。自分で発音できない音は、聞き取ることも難しくなります。文字では知っている単語でも、実際の音になると別物のように聞こえることがあります。
たとえば、What do you want to do? という文も、単語を一つずつ読むと理解できるのに、会話の中で聞くと聞き取れないことがあります。これは、英語では音がつながったり、弱く発音されたりするためです。
だからこそ、聞いた音をまねして声に出すことが大切です。音声を聞く。テキストを見る。意味を確認する。もう一度聞く。そして声に出して読む。この繰り返しによって、英語の音と文字と意味が結びついていきます。
聡生館では、英語の成績を上げるためには、問題演習だけでなく、この「音と文字と意味を結びつける学習」が欠かせないと考えています。
では、NHKラジオ講座を使って、どのように勉強すればよいのでしょうか。
まず、最初から完璧を目指さないことです。
英語が苦手な中学生が、最初からすべての単語を覚えようとしたり、すべての文法を理解しようとしたりすると、すぐに疲れてしまいます。大切なのは、毎日続けることです。
1日目は、音声を聞くだけでも構いません。
2日目は、テキストを見ながら聞く。
3日目は、短い文を一つだけ声に出して読む。
4日目は、会話文の一部をまねして読む。
このように、小さく始めることが大切です。
次に、音読は「回数」を決めることです。
ただ何となく読むのではなく、同じ英文を3回読む、5回読む、できれば10回読む。回数を決めると、学習が具体的になります。
おすすめは、次の手順です。
まず、音声を聞きます。
次に、英文を見ながらもう一度聞きます。
そのあと、日本語訳や文法のポイントを確認します。
そして、音声のあとについて読む。
最後に、自分だけで音読します。
この流れを1日10分から15分行うだけでも、夏休みの間に英語の感覚はかなり変わります。
特に中学1年生は、ここで英語の土台を作ることが重要です。中1の英語は簡単に見えますが、be動詞、一般動詞、疑問文、否定文、三単現、代名詞など、その後の英語学習の基礎がすべて入っています。ここをあいまいにしたまま中2に進むと、英語が急にわからなくなります。
中学2年生は、英語の差が大きく広がる時期です。不定詞、動名詞、比較、接続詞、助動詞などが入り、英文の形が複雑になります。中1の内容が不安定なままでは、理解が追いつきません。だからこそ、夏休みに基礎英語を使って、中1内容も含めて音読し直すことが効果的です。
中学3年生は、受験に向けて長文読解とリスニングの力を上げる必要があります。都立高校入試でも私立高校入試でも、英語は単語と文法だけでは不十分です。英文を読むスピード、文のまとまりをつかむ力、聞き取る力が必要になります。
そのためには、英文を前から理解する力が欠かせません。
音読をしていると、英語を日本語の語順に直してから理解するのではなく、英語の語順のまま意味を取る感覚が育っていきます。これは長文読解に非常に大切です。
たとえば、I have a friend who lives in Canada. という文を読むとき、英語が苦手な子は後ろから訳そうとします。しかし、音読を重ねている子は、I have a friend / who lives in Canada. と、前から意味のまとまりを取ることができます。
この差は、入試の長文で大きく表れます。
聡生館の夏期講習では、英語が苦手な中学生に対して、単に問題集を進めるだけの指導はしません。もちろん、学校の教科書内容、文法、単語、定期テスト対策、入試対策は行います。しかし、それだけではなく、その子がどこで英語につまずいているのかを見ます。
単語が読めないのか。
文法の理解が弱いのか。
英文を読むスピードが遅いのか。
リスニングに慣れていないのか。
音読の習慣がないのか。
そもそも英語への苦手意識が強すぎるのか。
英語の成績が上がらない理由は、一人ひとり違います。
だからこそ、夏休みには「その子に合った英語の立て直し」が必要です。
NHKラジオ講座は、とても優れた教材です。しかし、教材がよくても、使い方を間違えると効果は出ません。聞くだけで終わってしまう。テキストを買っただけで満足してしまう。数日でやめてしまう。音読をしない。わからない部分をそのままにする。
これでは、せっかくの教材が力になりません。
聡生館では、家庭で取り組める学習法と、塾での個別指導を組み合わせることで、英語の学習を立て直していきます。家庭ではNHKラジオ講座などを使って、毎日英語に触れる。塾では、文法の整理、単語の確認、教科書内容の復習、音読のチェック、定期テストや入試に向けた問題演習を行う。
この組み合わせが、英語を苦手から得意に変えていく大きな力になります。
夏休みは、学校の授業が進まない貴重な時期です。1学期の英語がわからないまま2学期を迎えるのか。それとも、夏の間に英語の土台を作り直すのか。その違いは、秋以降の成績に大きく影響します。
英語は、才能だけで決まる教科ではありません。
毎日聞く。
毎日読む。
毎日声に出す。
わからない文法を整理する。
単語を音と一緒に覚える。
短い英文を何度も読む。
この積み重ねによって、英語は必ず変わります。
特に、音読は英語学習の中心です。音読をしない英語学習は、声を出さずに楽器を練習しているようなものです。楽譜を読むだけでは楽器が上達しないように、英文を眺めているだけでは英語はなかなか身につきません。
英語は、声に出して初めて自分のものになります。
小金井市で中学生の英語学習に不安を感じている保護者の方、1学期の英語の成績が思うように伸びなかった方、2学期から英語を立て直したい方は、ぜひ夏休みの学習を見直してみてください。
聡生館の夏期講習では、一人ひとりの英語のつまずきを確認し、基礎から丁寧に立て直していきます。NHKラジオ講座のような家庭学習に適した教材も活用しながら、音読、文法、単語、読解、リスニングをつなげた英語学習を提案します。
夏休みは、英語をやり直す最後のチャンスではありません。
しかし、英語を変えるには、とてもよいタイミングです。
「英語が苦手」
「単語が覚えられない」
「長文が読めない」
「リスニングが苦手」
「何から勉強すればよいかわからない」
そのような中学生こそ、まずは英語を声に出すところから始めてみましょう。
英語は、机の上だけで伸びる教科ではありません。
耳で聞き、口で読み、頭で理解し、手で書く。
そのすべてをつなげたとき、英語は少しずつ「わかる教科」に変わっていきます。
この夏、聡生館で英語の学びを立て直しませんか。
2学期からの英語を変える第一歩は、今日の音読から始まります。
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