
「毎日勉強しているのに、なかなか成績が上がらない」
「この子はもっと伸びるはずだけれど、どう関わればよいのだろう」
お子さまの学習を見守る中で、このように感じる保護者の方もいらっしゃるでしょう。
子どもの可能性を信じることは、教育の出発点です。しかし、期待するあまり、努力や学習量を増やすことばかりを求めてしまうと、本人の困りごとが見えにくくなることがあります。
小金井市の個別指導塾・聡生館では、子どもの可能性を信じながら、現在の理解度や学習の負担を丁寧に捉えることを大切にしています。
今回は、成績が伸び悩むときの考え方と、一人ひとりに合った学習の進め方についてお伝えします。
成績が上がらない理由を、努力不足だけで判断しない
学習の成果は、勉強時間だけで決まるものではありません。
例えば、数学の文章題が解けない場合でも、その理由はさまざまです。計算の基礎が不十分な場合もあれば、文章の条件を整理できない場合、式を立てる意味が分からない場合もあります。
つまずきの原因が違えば、必要な指導も変わります。
計算が不安定な生徒には計算の確認を、条件整理が苦手な生徒には図や表に置き換える練習を行うなど、困っている部分に合わせて取り組む必要があります。
また、「解説を聞けば分かる」ことと、「自分一人で解ける」ことにも違いがあります。授業中には理解したつもりでも、後日解き直すと手が止まる場合には、自力で考える練習や復習の間隔を見直したいところです。
成績が伸び悩んでいるときこそ、「もっと勉強しよう」と伝える前に、何を、どのように勉強しているのかを確かめることが大切です。
「今は難しい」と「これ以上伸びない」は違う
学習の進み方には個人差があります。一度の説明で理解できる子もいれば、具体例を重ね、何度も確認しながら理解する子もいます。
そのため、一定期間、成績が変わらなかったとしても、それだけで能力の上限が分かったとは言えません。
以前の学年の内容を学び直すことで、今の単元が理解できるようになることがあります。説明の仕方や教材を変えることで、学びやすくなる場合もあります。
教育において「限界」を考えるなら、それは「現在の条件や方法では、ここに難しさがある」という捉え方であるべきでしょう。
「この子には無理だ」と将来を決めつけるのではなく、何を変えれば前に進めるのかを考える。その姿勢が、個別指導には欠かせません。
一方で、可能性があるからといって、同じ方法をいつまでも続ければよいわけでもありません。取り組みの経過を見ながら、指導方法や目標を見直す必要があります。
受験勉強では、教科全体のバランスも大切です
受験に向けた学習では、一つの教科だけを見て判断することはできません。
例えば、数学の偏差値が55前後の生徒が、60以上を目指すとします。挑戦することには意味がありますが、数学の学習時間を増やしすぎて、英語や国語などの復習が不足してしまえば、受験全体では不利になる可能性もあります。
受験までの時間は限られています。どの教科の、どの分野に時間を使うかを考えることも、大切な学習戦略です。
苦手教科では基本問題の取りこぼしを減らし、得意教科では応用問題にも取り組む。難しい一問に長時間をかける前に、確実に得点したい問題を整理する。
このような調整は、学力向上を諦めることではありません。本人の目標に近づくために、学習の優先順位を決めることです。
目標の見直しは、保護者や指導者だけで進めず、本人の希望や負担感も確かめながら行うことが大切です。
聡生館が大切にする、一人ひとりに合った学び直し
個別指導で重要なのは、同じ課題を一人ずつ教えることだけではありません。どこから学び、どの順序で進めるかを、その子に合わせて考えることです。
聡生館では、現在の理解度を確認し、必要に応じて前の学年の内容にも戻りながら、学習の土台を整えていきます。
学年を戻ることに、不安を感じる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、分からない部分を残したまま先へ進むと、新しい内容も理解しにくくなります。
例えば、分数計算に不安があれば、中学校の文字式や方程式にも影響します。文章中の言葉やつながりを捉えることが難しければ、国語だけでなく、算数・数学の文章題や理科・社会の説明文でも困ることがあります。
学び直しは、今後の学習を進めやすくするための取り組みです。
大切なのは、戻る範囲を見極め、分かるようになった内容を現在の学習につなげていくことです。本人にも取り組む理由を伝え、「できた」という実感を重ねながら進めていきます。
苦手を補いながら、得意な力も育てる
苦手教科があると、家庭での会話も、その教科のことに偏りがちです。
「数学の復習はしたの?」
「英単語は覚えたの?」
必要な声かけではありますが、毎日の学習が苦手なことばかりになると、子どもは自分のできない部分を意識し続けることになります。
基礎を身につける取り組みとともに、得意な教科や興味のある分野に向き合う時間も大切にしたいところです。
理科が好きなら、授業で気になったことを調べてみる。国語が好きなら、読んだ本について自分の考えをまとめてみる。
その子が自分から取り組めることを知ることは、学習計画を考える手がかりにもなります。
ただし、苦手な教科があるからといって、必ず特別な才能を見つけなければならないわけではありません。一人ひとりの価値は、成績や得意分野の有無で決まるものではないからです。
一つの教科の評価を、その子全体の評価に広げないこと。それは、教育に関わる大人が忘れてはいけない視点です。
ご家庭では、取り組みの変化を具体的に伝えてください
テストの点数は、学習状況を知るための大切な指標です。同時に、日々の取り組み方にも目を向けてみてください。
以前は空欄だった問題に、途中まで考えを書けた。分からないところを質問できた。間違えた問題を、自分から解き直した。
こうした変化が見られたら、具体的な言葉で伝えることができます。
「前は空欄だったけれど、今日は図を書いて考えられたね」
「どこが分からないか、自分で説明できたね」
本人の行動に即して伝えることで、どのような取り組みを続ければよいのかも分かりやすくなります。
ただし、本人が点数に悔しさを感じているときは、「頑張ったからいいでしょう」と急いで励ます必要はありません。まずは気持ちを受け止め、落ち着いてから次の方法を一緒に考えたいものです。
努力を認めることと、成果につながる学び方を探すこと。その両方で支えていくことが大切です。
小金井市で、お子さまの学習にお悩みの保護者の方へ
子どもの可能性を信じることと、現在の難しさを認めることは両立します。
今の成績だけで将来を決めつけず、同時に、負担の大きい学習を続けさせることも避ける。理解度や目標を確かめながら、方法や時間配分を調整していく。
聡生館では、その積み重ねを大切にしています。
「勉強しているのに成績が上がらない」
「基礎から学び直す必要があるか知りたい」
「受験に向けて、何を優先すればよいか分からない」
このようなお悩みがありましたら、小金井市の個別指導塾・聡生館へご相談ください。
お子さまが今どこで困っているのか、どのような目標を持っているのかを伺いながら、これからの学習を一緒に考えていきます。
-
聡生館メメントモリについての雑感2025/04/20 -
聡生館夏期講習1日目レポート 夏休み最初の一歩が、受験の未来を変える ― 小金井市の中学生が見せてくれた、本気の8時間 ―2026/07/22 -
スプラウツ不登校の子どもに最初に必要なもの ― 勉強よりも大切な「安心できる居場所」 ―2026/03/18


