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学力・人間力向上のためのブログ

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  • 2025/10/08

    シリーズ第3回 できる子をさらに伸ばす ― 学びの深掘りと応用力育成

 聡生館では、学力の高い生徒に対しても「満足したら終わり」ではなく、
**“さらに深く考え、応用できる力を育てる”**ことを目指しています。
成績上位層の子どもたちは、基礎理解や計算力がすでに十分にあるため、
そこから先に必要なのは「思考の拡張」と「学びの定着化」です。

今回は、聡生館が高学力層に行っている“発展型学習”の実践をご紹介します。


◆ 「できる子」ほど“新しい課題”を求めている

上位層の生徒が一見順調に見えても、実際には「マンネリ化」が生まれやすい時期があります。
理解が早く、問題もすぐに解けるため、**「学習の刺激」**を失いやすいのです。

そこで聡生館では、基礎練習よりも**「応用」「探究」「教える学び」**の3ステップで学習を発展させます。

1️⃣ 応用:異なる単元を組み合わせた複合問題に挑戦し、思考の柔軟性を育てる。
2️⃣ 探究:自ら課題を設定し、資料をもとに自分なりの結論を導く練習。
3️⃣ 教える学び:理解した内容を他者に説明・指導することで、思考を再構築する。

この3つのサイクルが、単なる「知識の積み上げ」ではなく、**「知識の運用力」**を生み出します。


◆ 「教えること」で最も深く学ぶ

聡生館では、高学力の生徒に“先生役”を任せることがあります。
同じクラスの仲間に問題の解き方を説明することで、教える側の思考が整理されるのです。

脳科学の研究でも、「教えることで記憶が定着する(ティーチング・エフェクト)」が確認されています。
自分の言葉で説明する過程で、理解の曖昧さに気づき、
「どう言えば伝わるか」を考えることで、論理的思考力が格段に向上します。

特に中学生・高校生になると、この“他者に伝える訓練”が、受験の記述力・論述力・面接力にも直結します。
聡生館では、このプロセスを“思考のリハーサル”と位置づけています。


◆ 探究型の課題で思考を拡張する

高学力層の子どもほど、自分で課題を立てる力を育てることが重要です。
たとえば、

  • 「この公式が成り立つ理由を証明してみよう」

  • 「このグラフが社会のどんな現象を表しているか説明してみよう」

  • 「自分ならこの問題をどう作り変えるか」

こうした**“逆方向の思考”**を促すことで、学びが「再生的」から「創造的」へと変わります。

聡生館では、こうした探究課題を個別に設計し、
生徒の興味や得意分野を反映させた“オーダーメイド探究”を行っています。


◆ 発展型学習の狙いは「知識を運用する力」

「できる子を伸ばす」とは、より難しい問題を解くだけではありません。
本当に重要なのは、得た知識を使いこなす力=運用力を育てることです。

たとえば、数学で培った論理構成力を国語の文章構成に活かしたり、
理科の実験から得たデータ整理力を社会科の資料問題に応用したり。
このように、教科を超えて知識を活用する力が、将来の学問・仕事・人生で生きてきます。

聡生館では、こうした横断的思考を意識的に訓練するため、
授業内で「他教科とのつながり」を随時解説します。


◆ 成績上位層がさらに伸びるための3つの習慣

1️⃣ 自分で課題を設定する習慣
 「なぜこうなるのか?」「他の方法は?」を考えることで、知識が深まる。

2️⃣ 間違いを分析する習慣
 正答率の高い生徒ほど、ミスの原因を細かく分析することで成績が安定する。

3️⃣ 教える習慣
 理解した内容を人に説明すると、自分の理解の穴に気づき、定着が強化される。

この3つの習慣を積み重ねることで、**“学びの自立”**が進みます。


◆ 「高い学力」を「高い思考力」に変える

聡生館が目指すのは、点数だけを競う“優等生”ではなく、
**「考えることが好きな子」**を育てることです。

思考の深掘りは、単に学習量を増やすことではありません。
学びを楽しみ、問いを立て、自分の力で答えを導き出す――。
この姿勢が、学びを一生の財産に変えていきます。


◆ おわりに

できる子をさらに伸ばすためには、「次の課題」を見せ続けることが大切です。
聡生館は、生徒一人ひとりの思考を観察しながら、
その子が本当に成長できる課題を見つけ、寄り添い、共に歩みます。

知識の量よりも、**“知識を使う力”**を育てる――
それが聡生館の発展型学習の核であり、未来を生きる力を育てる教育です。

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