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学力・人間力向上のためのブログ

学力・人間力向上のためのブログ

  • 2025/09/26

    「学びを続ける力が未来をつくる ― 計画力のその先へ」

 昨日のブログでは「計画力」というテーマを取り上げました。学びの世界において計画力とは、進むべき道を示す羅針盤のようなものです。どの単元を、いつまでに、どのように取り組むのか。その見通しを持つことが、効率的な学びと確実な成果を生み出します。計画力があることで、勉強が行き当たりばったりにならず、子どもたちは自分が今どこにいて、次にどこを目指すのかを理解することができます。

しかし、どんなに立派な計画を立てても、それを実行に移し、継続して取り組まなければ意味を持ちません。計画はスタートラインにすぎず、そこから先に必要なのが「続ける力」です。今日のテーマは、その「継続」に焦点を当てたいと思います。

脳科学の観点から見ても、続けることの重要性は明らかです。人間の脳は繰り返し使うことで神経回路が強化されます。ピアノの練習やスポーツのトレーニングと同じように、勉強も継続して取り組むことで脳が「学びの回路」を鍛え、次第に理解や記憶の定着が容易になっていきます。計画力が「地図」だとすれば、続ける力は「歩き続ける足」。どちらが欠けても、目的地にはたどり着けません。

哲学的にも、続けることの意義は強調されています。ヘーゲルの弁証法では「正」「反」「合」と、矛盾や葛藤を乗り越えながら新たな理解へと到達することが人間の成長だと説明されています。勉強の過程でも、うまくいかない日や間違いに直面することは避けられません。しかし、そのつまずきを受け止め、諦めずに続けていくことで、より深い理解と成長につながるのです。困難を前にして歩みを止めるのではなく、一歩でも進む。その積み重ねが未来を切り開いていきます。

聡生館の指導方針は、この「計画」と「継続」の両輪を大切にしています。まず子ども一人ひとりに合わせた学習計画を一緒に作成し、目標を明確にします。そのうえで、毎日の学びを継続できるよう、学習習慣を定着させる指導を行っています。大切なのは一気に大きな成果を出そうとするのではなく、小さな成功を積み重ねることです。「昨日できなかった問題が今日解けた」「一週間かけて覚えた英単語がテストで使えた」。そうした小さな達成感の積み重ねが、子どもにとって大きな自信となり、継続の力を後押しします。

保護者の皆さまにお願いしたいのは、お子さんの「結果」だけでなく「続けている姿」にも目を向けていただくことです。テストの点数や偏差値は分かりやすい成果ですが、それ以上に大切なのは「毎日机に向かう習慣」「諦めずに挑戦する姿勢」です。その努力を認め、一緒に喜んであげることで、お子さんは「自分の努力は意味がある」と実感できます。その安心感と自己肯定感こそが、さらに学びを続けていくエネルギーになります。

実際、聡生館に通う生徒たちの中にも「最初は勉強が嫌いだったけれど、少しずつ続けていくうちに成績が上がり、今では勉強するのが楽しくなった」という声があります。計画を立て、続ける力を育てたことで、結果だけでなく学びに対する前向きな気持ちを持てるようになったのです。勉強は単なる知識の積み重ねではなく、自分自身を成長させ、未来を切り開くための大切な手段だということを、生徒たちは体験を通じて理解しています。

聡生館は、昨日のテーマである「計画力」を土台に、今日のテーマである「続ける力」を育むことを大切にしています。計画と継続、この二つが揃って初めて学びは成果に結びつき、子どもたちの未来を大きく変える力となります。

私たちは一人ひとりの子どもに寄り添い、学びを続ける力を育てる指導を行いながら、将来にわたって役立つ「生きる力」を養っていきます。勉強が「義務」ではなく「自己成長の機会」だと実感できるようサポートすることこそ、聡生館の使命です。

計画を立て、続ける力を養い、未来を自らの手でつくり出す。その一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか。

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