
学力・人間力向上のためのブログ
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2025/10/01
高校数学 ― 個別演習で「わからない」を「解ける!」に変える指導
はじめに
高校数学は、中学内容と比べて抽象度が高くなり、多くの生徒がつまずきやすい科目です。特に数ⅠA・数ⅡBの段階で「もう無理」と諦めてしまうケースが後を絶ちません。しかし、聡生館では「一人ひとりに合わせた個別演習」と「理解を積み上げる指導」によって、数学嫌いを克服した生徒が数多くいます。今日は、具体的な指導例をご紹介します。
数学が苦手になった高校生
ある高校2年生の男子生徒は、数ⅠAはなんとか乗り切れたものの、数Ⅱに入るとグラフや関数の複雑さについていけなくなりました。模試では数学の偏差値が40台前半に落ち込み、本人も「どうせ自分は数学ができない」と諦めかけていました。
聡生館での取り組み① ― 「どこで止まっているか」を一緒に確認
まず行ったのは、「どの段階でつまずいているか」を明確にすることです。解答用紙を一緒に見ながら、「ここまではできている」「ここからが止まっている」と細かく分析しました。例えば「二次関数の平方完成はできるが、その後のグラフの読み取りで混乱している」といった具合です。
聡生館での取り組み② ― 個別演習プリントで徹底反復
つまずきが明らかになったら、聡生館オリジナルの演習プリントを使い、レベル別に問題を解いていきます。いきなり難問に挑ませるのではなく、基礎から少しずつ段階を踏むことで「できる!」を積み重ねる仕組みです。
聡生館での取り組み③ ― 解法の「理由」を伝える
数学では「なぜその式変形をするのか」が理解できないと応用が効きません。授業では「この式を変形するのは、次の形にしたいから」という意図を丁寧に説明しました。すると生徒は「あ、そういうことだったのか」と納得し、同じような問題でも自力で取り組めるようになりました。
成果と変化
3か月後の模試で偏差値が40台前半から50台後半へと上がり、本人も「数学が苦手じゃなくなってきた」と笑顔を見せるようになりました。現在は志望大学の赤本にも取り組み始めています。
まとめ
聡生館の高校数学指導は、
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つまずきを徹底的に洗い出す
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レベル別演習で成功体験を積み重ねる
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解法の理由を理解させる
この3つの流れで「わからない」を「解ける!」に変えています。
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