
学力・人間力向上のためのブログ
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2025/09/22
安心できる居場所が挑戦の土台 ― 不登校の子どもに必要なもの
子どもが新しいことに挑戦するためには、まず「安心できる場所」が必要です。学校に行くことが難しい子や、不登校を経験している子にとっては、「自分はここにいていい」と思える環境が、次の一歩につながる大切な土台となります。
スプラウツでは、まず子どもが「否定されない空間」を提供することを大切にしています。できることよりも「できないこと」に注目されてしまうと、子どもは萎縮してしまいます。逆に「そのままで大丈夫」「ゆっくりでいい」というメッセージを受け取ることで、子どもは安心し、少しずつ「やってみようかな」という気持ちが芽生えていきます。
安心感は自己肯定感を育てます。自分の存在が認められていると感じられるとき、子どもは自ら挑戦する力を持てるようになります。例えば、友達と一緒に工作をしたり、先生と会話をしたり、簡単な学習課題に取り組んだりする中で、「できた」「楽しい」と思える瞬間が生まれます。この小さな成功体験が積み重なり、挑戦の幅が広がっていくのです。
保護者にとって大切なのは、「焦らせないこと」と「寄り添うこと」です。「早く学校に戻らなきゃ」と無理に背中を押すのではなく、「今のままで大丈夫」と伝えることで、子どもは安心して自分のペースで歩めます。そして保護者自身も「一人で抱え込まなくていい」と感じてもらえるよう、スプラウツでは家庭との連携を重視しています。
安心できる居場所があれば、挑戦は自然と生まれます。小さな挑戦の積み重ねが、やがて学校生活や社会生活への自信につながります。スプラウツは、子ども一人ひとりのペースを尊重しながら、安心と挑戦の両方を支える学びの場です。
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