
学力・人間力向上のためのブログ
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2025/08/28
「WISCの結果から考える学習支援 ― IQ50〜80未満のお子さんに必要な工夫」
お子さんの発達を理解する手がかりとしてWISC検査を受けられるご家庭もあります。もし全検査IQが50台から80未満という結果が出た場合、学習面や生活面に一定の困難が伴う可能性があります。ただし、その数値だけで将来や可能性が決まるわけではありません。むしろ「どこが得意で、どこが苦手か」を知ることが、支援の出発点になります。
例えば算数では、抽象的な計算や文章題に苦労するケースが多いですが、逆に視覚的な教材や具体物を使うと理解が深まりやすい傾向があります。ブロックや図を使って数の概念をつかむ、問題を一行ずつ読み上げて一緒に確認する、といった工夫が効果的です。また計算問題は量をこなすよりも「1問を理解できるまで丁寧に」取り組み、小さな達成感を積み重ねることが重要です。
一方で国語は、文章全体を読み取る力に課題が出やすい一方で、音読や短い文章の理解から積み上げていくと力がついていきます。毎日の音読で語彙を増やし、短い文章に「誰が・何をした」を書き出す練習をすると、読解の基盤が固まります。漢字学習も一度に多くを覚えさせるのではなく、少ない数を繰り返して定着させるのが効果的です。
どちらの教科にも共通するのは、課題をスモールステップに分けて取り組み、「できた!」という成功体験を必ず積ませることです。これにより自己肯定感が高まり、次の学びへの意欲につながります。WISCの結果は支援の方向を見つけるヒントにすぎません。大切なのは、一人ひとりの特性を理解し、その子に合った方法で学習を支えることです。スプラウツでは、保護者の方と共に最適な学習法を探し、お子さんの成長をサポートしていきます。
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