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2025/09/30
聡生館
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中学生英語 — 不定詞をマスターした生徒のケース

 はじめに

英語学習において、中学生が最初に大きな壁を感じる文法単元の一つが「不定詞」です。
「to+動詞の原形」という形を覚えるだけではなく、名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法と複数の使い方があるため、多くの生徒が「ややこしい」「わからない」と挫折してしまいます。今日は、聡生館に通う中学2年生の生徒がどのようにこの壁を乗り越えたのか、その実例をご紹介します。

 英語が嫌いになりかけていた生徒

この生徒は、英語の定期テストで常に平均点以下でした。特に文法問題はほとんど白紙で、本人も「英語って暗号みたい」「自分には向いていない」と諦めかけていました。部活動で忙しいこともあり、家庭学習の習慣がなかなかつかず、点数は下がる一方。お母様からは「このままでは高校進学にも響くのでは」とご相談いただきました。

 不定詞でのつまずき

中2の2学期、学校の授業で不定詞が始まると、さらに混乱が増しました。「I want to play soccer.」を「私はサッカーをしたい」と訳すことはできても、「I have a book to read.」「She went to the park to see her friend.」などの例文になると、「なんでこうなるの?」と全く理解が追いつかなくなったのです。

 聡生館での取り組み1 — イメージで理解

そこで私たちは、まず「不定詞は“未来に向かう矢印”」というイメージを示しました。

  • 「to play soccer」=これからサッカーをする方向

  • 「to see her friend」=これから友達に会う方向

図を使って「to」が未来へ伸びる矢印であることを視覚的に理解させると、生徒の表情が少し和らぎました。

 聡生館での取り組み2 — 自分の言葉で例文を作る

次に、「自分の生活を英語で表現する」練習をしました。

  • I want to eat ramen.(ラーメンが食べたい)

  • I went to the shop to buy a comic.(マンガを買いに店へ行った)

大好きなマンガやゲームを例に出すことで、生徒の英語への距離感が縮まりました。

 聡生館での取り組み3 — 短いスピーキング練習

さらに、授業中に簡単な会話を取り入れました。
教師:「What do you want to do today?」
生徒:「I want to play games.」

実際に声に出すことで、暗記ではなく「使える英語」として定着していったのです。

 成果と変化

数か月後の定期テストでは、英語の点数がそれまでの20点台から60点台へと大幅にアップしました。本人も「初めて英語で点数が取れた!」と笑顔を見せるようになり、自信がついたのか家庭学習にも前向きに取り組むようになりました。

 指導の要点まとめ

  • 不定詞=「未来の矢印」として視覚的に理解させる

  • 生徒の興味に合わせたオリジナル例文を作らせる

  • 会話で実際に使わせることで定着させる

聡生館では、このように「つまずきを放置せず、その子に合った説明」で学びを支えています。

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