「どうせ自分はできない」と、子どもが言い始めたら ― 成績を上げる前に、取り戻したいものがある ―|小金井市の学習塾なら個別指導学習塾「聡生館」&学習支援・フリースクールの「スプラウツ」

〒184-0013 東京都小金井市前原町4-22-28-101
小金井市でAI×教育×脳科学なら自在能力開発研究所
お電話での問い合わせは
042-381-2894
受付時間 10:00~22:00
全コース無料体験実施中
イベント・
キャンペーン
コーヒーとパソコン

Blog学力・人間力向上のためのブログ

2026/10/07
聡生館
「どうせ自分はできない」と、子どもが言い始めたら ― 成績を上げる前に、取り戻したいものがある ―

「どうせ、やってもできないから」

子どもの口から、こんな言葉が出てきたとき。保護者の皆さまは、どのような気持ちになるでしょうか。

「やる前から諦めないでほしい」
「もう少し頑張れば、できるはずなのに」
「このままで、将来は大丈夫だろうか」

心配だからこそ、励ましたくなります。ときには「そんなことを言っていないで、まずやりなさい」と、強い言葉が出てしまうこともあるでしょう。

けれど、その言葉を伝える前に、少しだけ立ち止まって考えてみたいのです。

子どもは、いつから「自分はできない」と思うようになったのでしょうか。

最初から諦めていたのでしょうか。それとも、期待して、挑戦して、うまくいかない経験を重ねるうちに、自分への期待を小さくしてきたのでしょうか。

小金井市の個別指導塾・聡生館では、学力を伸ばすために、学習内容とともに、子どもが自分の力をどう受け止めているかを大切に考えています。

「どうせできない」の奥にある気持ちから、学び直しの出発点を探してみましょう。

■「どうせ」の一言で、自分を守っていることがある

例えば、時間をかけて勉強したのに、思うような点数が取れなかったとします。

自分では頑張ったつもりだった。前より分かった気もしていた。それなのに、答案用紙にはたくさんの間違いがある。隣の友達は「簡単だった」と話している。

そんなとき、子どもは悔しさだけでなく、恥ずかしさや、「頑張っても無駄なのかもしれない」という不安を感じるかもしれません。

本気で取り組んで、またできなかったらつらい。だから、「どうせできない」と先に言っておく。「勉強なんて嫌い」と距離を置く。そうして、失敗したときの痛みを小さくしようとする場合があります。

もちろん、勉強を避ける理由は一つではありません。疲れや、課題の難しさ、何をすればよいか分からないことなど、さまざまです。

ただ、「どうせ」という言葉だけで、努力する気がないと決めつけないでほしいのです。その子が何に困り、どんな経験をしてきたのか。そこを知ることが、次の関わり方につながります。

■「できない問題」が「できない自分」に変わる前に

「この問題が解けない」と「自分は勉強ができない」は、同じではありません。

分数の計算が苦手でも、図形を考えることは好きかもしれません。英単語が覚えられなくても、英文の内容には興味を持てるかもしれません。国語の記述で止まっていても、話してもらうと、自分なりの考えを持っていることがあります。

ところが、点数や順位で比べられる経験が続くと、一部分のつまずきを、自分全体の評価として受け止めてしまうことがあります。

「この単元がまだ分からない」が、「自分には能力がない」に変わってしまうのです。

だからこそ、大人は困りごとを具体的に捉えたいと思います。

「数学ができない」ではなく、「移項するときに符号が変わる理由が曖昧になっている」。
「国語が苦手」ではなく、「答えの根拠になる一文を探すところで迷っている」。

つまずきが具体的になれば、取り組む内容も見えてきます。子どもに伝えたいのは、「あなたは駄目だ」という評価ではなく、「ここを一緒に確かめてみよう」という見通しです。

■励ましが届かないときは、気持ちを聞くところから

落ち込んでいる子どもを見ると、「あなたならできるよ」と励ましたくなります。その言葉が支えになるときもあります。

一方で、本人が何度も失敗を経験していると、「できると言われても、実際にできないんだ」と感じることもあるでしょう。

そんなときは、すぐに前向きな言葉へ置き換えようとせず、本人の感じていることを聞いてみてください。

「そう思うくらい、難しかったんだね」
「頑張ったのに、うまくいかなくて悔しかった?」
「どこから分からなくなったか、一緒に見てみようか」

無理に話させる必要はありません。気持ちをうまく言葉にできない子もいます。「今は話したくない」と言われたら、時間を置いてもよいのです。

大切なのは、できなかったことを話しても、責められないと感じられることです。分からないと言える関係があれば、支援の手がかりを一緒に探しやすくなります。

■自信は、「できた理由」が分かる経験から育てたい

「自信を持ちなさい」と言われるだけで、自信を持つのは難しいものです。

私たちが学習の中でつくりたいのは、「ここまでなら、自分でできた」「やり方を変えたら、前より進めた」という、本人が確かめられる経験です。

例えば、十問の計算で何度も間違えてしまうなら、まず二問に絞る。その二問で、途中式を書き、符号を確かめる練習をする。そして正解したら、「途中式を残したから、どこを計算するか迷わずに済んだね」と伝えます。

ただ「すごい」と褒めるだけでなく、何がうまくいったのかを一緒に確かめるのです。

そうすれば、成功が偶然だけのものではなくなります。「次も、この方法を使ってみよう」と考える材料になります。

大人の助けで解けたときも、「全部一人でできた」と過大に評価する必要はありません。「最初のヒントの後は、自分で進められたね」と、実際にできた部分を丁寧に認めたいと思います。

■学年を戻ることは、その子の未来を戻すことではない

中学生が小学校の計算を復習する。高校生が中学校の英文法に戻る。

本人にも保護者にも、抵抗があるかもしれません。「今さら、こんなところから」「同級生はもっと先に進んでいるのに」と、焦る気持ちも自然です。

けれど、分からない内容が積み重なった状態で、難しい課題を増やしても、学習は苦しくなりがちです。

例えば、方程式が難しい背景に、分数の計算の不確かさがあるなら、そこを整えることに意味があります。英語の長文で止まるなら、基本的な文の組み立てを確認する必要があるかもしれません。

戻る範囲は、一人ひとり違います。何でも最初からやり直すのではなく、必要なところを見つけ、今の学習へつなげていきます。

「ここを確認すると、今の問題が解きやすくなるよ」

そう説明できれば、復習の意味も伝わります。学び直しは、過去の失敗を確かめる時間ではありません。これから進むための足場をつくる時間です。

■間違えたときにこそ、次につながる言葉を

自信をなくしている子にとって、間違いは「やっぱり自分はできない」と感じるきっかけになりやすいものです。

だからこそ、丸付けの後の関わり方が大切です。

「また同じ間違いをしたね」で終われば、子どもの注意は失敗に向きます。「式を立てるところまでは合っているね。最後の計算を確かめよう」と伝えれば、できた部分と直す部分を分けて考えられます。

間違いを曖昧にしてよいということではありません。どこで、なぜ間違えたのかを確認し、次にどうするかまで決めることが必要です。

また、一度解けた問題が翌日に解けなくても、それだけで努力が無駄になったとは言えません。何を忘れたのか、どの手順で迷ったのかを確認し、もう一度取り組みます。

「できた日」と「できなかった日」がある中で、少しずつ自分でできる範囲を広げる。その過程を、大人も一緒に見ていきたいのです。

■保護者の方も、自分を責めなくて大丈夫です

ここまで読んで、「私は、子どもを追い詰める言い方をしてきたかもしれない」と感じた方がいらっしゃるかもしれません。

でも、保護者の方も、毎日の生活の中で子どもの将来を心配し、悩みながら関わっています。いつも落ち着いて、適切な言葉を選べるわけではありません。

強く言ってしまったときは、後から伝え直してもよいのです。

「さっきは心配で、言い方がきつくなったね」
「困っていることを、ちゃんと聞きたいと思っているよ」

一度の声かけですべてを変えようとする必要はありません。次の会話で、少し聞き方を変える。それも大切な一歩です。

また、家庭だけで学習の問題を抱え込まなくて構いません。親子では感情的になってしまう内容も、学校や塾の先生を交えると整理しやすい場合があります。

家庭には家庭の、学習を支える場にはその場の役割があります。保護者が毎日、先生役まで引き受けなくてもよいのです。

■聡生館が、成績とともに大切にしたいこと

聡生館は学習塾です。理解を深め、定期テストや受験で力を発揮できるようにすることは、大切な役割です。

そのためにも、子どもが「分からない」と言えること、必要なところに戻れること、もう一度取り組んでみようと思えることを大切にしたいと考えています。

タイトルにある「成績を上げる前に、取り戻したいもの」とは、「自分にもできることがあるかもしれない」という、自分への小さな期待です。

十分な自信がつくまで勉強を待つ、という意味ではありません。その子に合った学習に取り組む中で、理解と自信の両方を少しずつ育てていく。それが、私たちの目指す学び直しです。

「どうせ自分はできない」

その言葉を、その子の結論にしてしまわないでほしいと思います。

今日、分からなかった一問を質問できた。昨日は必要だったヒントが、今日は一つ減った。間違えた問題を、自分から解き直した。

そんな変化を見つけ、一緒に確かめてくれる大人の存在が、次の挑戦を支えます。

小金井市で個別指導塾や学び直しの場をお探しの方、お子さまの学習意欲や成績にお悩みの方は、聡生館へご相談ください。

「どうせできない」の次に、「ここならできそう」が生まれるように。一人ひとりのつまずきと気持ちに向き合いながら、次の一歩を一緒に考えていきます。

あなたにおすすめの記事

あなたにおすすめの記事

  • スプラウツ
    来年こそ、一歩を踏み出せる自分へ —— 行けなかった日々は“失敗”ではなく“準備期間”です**
    2025/11/23
  • スプラウツ
    【AI時代に“勉強だけできる子”は生き残れるのか】 ― 不登校の子どもたちが持つ、本当の可能性 ―
    2026/05/18
  • 聡生館
    春休みの過ごし方で成績は変わる ― 小金井市の個別指導塾 聡生館 春期講習生募集 ―
    2026/03/13