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2025/10/04
聡生館
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学力を決める「復習力」— 間違いを成長に変える習慣

学力を決める「復習力」— 間違いを成長に変える習慣

 「勉強しているのに成績が上がらない」
そう感じている生徒に共通しているのは、“復習の仕方”に問題があることが多いのです。

多くの子どもたちは、テスト前に一気に復習しようとします。ところが脳科学的には、**時間をあけて繰り返す復習(分散学習)**の方が、記憶の定着に圧倒的に効果的だと分かっています。忘却曲線で知られるエビングハウスの研究によれば、1日後に復習すると記憶の定着率は倍以上になるといわれています。
つまり、学力を決めるのは「どれだけ勉強したか」ではなく、「どのように復習したか」なのです。


■ 間違いこそが最高の教材

昨日のテーマ「誤答から学ぶ力」にも通じますが、“間違い”は成績を伸ばす最強のチャンスです。
多くの生徒は、間違いをただ“赤で直すだけ”で終わってしまいます。しかし、誤答の裏には「理解のズレ」「思い込み」「注意力の欠如」など、多様な原因が潜んでいます。
これを分析せずに次へ進むと、同じ間違いを繰り返すことになります。

聡生館では、テスト後に**「誤答ノート」**をつける指導を行っています。
単に間違いを写すのではなく、「どこで」「なぜ」間違えたのかを自分の言葉で書く。
そのうえで、「次に同じ問題が出たらどう解くか」を具体的に書き出します。
この“自分で分析する過程”こそが、復習力=思考力のトレーニングになるのです。


■ 成績が伸びる子の「復習タイミング」

聡生館では、個別カリキュラムの中に“復習サイクル”を組み込んでいます。
たとえば1週間の中で、

  • 月曜日:新単元の導入

  • 火曜日:練習問題

  • 木曜日:再演習(理解確認)

  • 日曜日:チェックテスト
    といったように、3〜4日おきに復習の機会を設けるようにしています。

このように、時間をあけて復習を行うことで、「短期記憶 → 長期記憶」への定着が進みます。
脳は「一度忘れかけた情報を再び思い出す」ときに強く記憶されるため、あえて“間をおく”ことが重要なのです。
聡生館の生徒たちは、このリズムに慣れてくると、**復習を“義務”ではなく“自分の武器”**として使えるようになっていきます。


■ 復習ノートの作り方 —「わかる」を「できる」に変える

復習の効果を最大化するには、ノートの使い方にもコツがあります。
ただ解答を写すのではなく、

  1. 間違いの原因を書き出す

  2. 解き方の手順を説明できるようにする

  3. 同じ形式の問題をもう一度解く
    という3ステップを繰り返すことで、「わかるつもり」から「本当にできる」へと変わっていきます。

特に数学や英語では、“やり直しの質”が大きく差を生みます。
たとえば英単語なら、「テストで間違えた単語」だけをまとめた“誤答単語リスト”を作成し、翌日と3日後に再テスト。これを続けるだけで定着率が大幅に上がります。
聡生館では、生徒一人ひとりに合った復習フォーマットを使い、効率的なサイクルを構築しています。


■ 復習が“自信”を育てる

間違いを恐れず、何度も復習する子ほど、次第に表情が変わっていきます。
「できた!」という成功体験が積み重なると、脳内でドーパミンが分泌され、学習意欲が自然と高まることが知られています。
つまり、復習とは単に過去の確認ではなく、未来の自信を育てる行為なのです。

聡生館では、授業ごとに小さな達成目標を設定し、「やり直し→再挑戦→合格印」というプロセスを繰り返します。
この仕組みが、子どもたちの「もう一度やってみよう」という前向きな気持ちを引き出しています。


■ 復習力を伸ばす3つのポイント

最後に、家庭でもすぐに取り入れられる“復習力アップのコツ”を紹介します。

1 当日中に5分だけ振り返る
 その日の授業・塾・家庭学習を終えたあと、1問でもいいので“今日できなかったこと”を見直す。
 「やらない」か「5分やる」かで、記憶の定着率は劇的に変わります。

2 翌日に再チェック
 1日後に同じ問題を解く。できなければ、まだ理解が浅い証拠。ここを繰り返すことが、本当の“理解”になります。

3 1週間後に確認テスト
 人間は7日で大半の記憶を忘れます。週末に“先週の振り返り”を行う習慣を持つことで、長期記憶が定着します。

これを続けるだけで、「復習が面倒」から「復習が楽しい」に変わっていきます。
実際、聡生館の生徒たちも「前より覚えてる!」「できるようになった!」という声が増えています。


■ 聡生館の個別指導が重視する“復習設計”

聡生館では、一人ひとりの学習データを分析し、**「復習設計」**を立てています。
AI教材や確認テストの結果をもとに、どの単元を・どのタイミングで・どの方法で復習するかを自動提案する仕組みを導入。
生徒は、指示された内容を実践するだけで自然と“復習のリズム”を体得できます。

特に小学生・中学生の段階では、“勉強のやり方”を身につけることが何より重要です。
この時期に「復習の意味」を理解できる子は、将来どんな分野に進んでも、自己成長のサイクルを作り出せます。


■ まとめ:復習力は、未来をつくる力

勉強は「やりっぱなし」では終わりません。
本当の学力は、復習によって磨かれ、確かな自信に変わっていくのです。

誤答を恐れず、繰り返し挑戦する姿勢こそが、未来を拓く力。
聡生館はこれからも、子どもたちが「できた!」を積み重ね、自分で成長できる学習者になるためのサポートを続けていきます。

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